内装仕上げ
・ドアのポケットの取り付けビス付近
・シートリクライニングレバーを上げた時に見える箇所
・グローブBOXの側面
・シートスライドレールのホコリ
・ワイパー&ウインカーレバーの付け根
・P/Wスイッチのボタンの溝
・吹き出し口の各列
・シートベルトバックルの付け根
・ハンドルを回した時に見えるコラムカバーのホコリ
・ハンドルとエアバックの隙間
・ドア開閉レバーを動かした時に見える箇所 等々
細かく挙げればきりがありませんが、このような細かい箇所の清掃・仕上げを行います。
かなり細かい作業にはなりますが、ここができると車の見栄えがかなり変わってくるので、気を抜けない業務となります。
外装磨き(ポリマー仕上げ)
ポリマー(polymer)とは重合体(じゅうごうたい)のことで、複数のモノマー(単量体)が結合して鎖状や網状に重合してできた化合物のことです。
一般的に、ポリマーは高分子の有機化合物のことを指します。
身近なものでは、ナイロン繊維やポリエチレンの買い物袋などがポリマーです。
車のポリマーコーティングは、フッ素やシリコンを含んだポリマーである高分子化合物を、ボディに塗布して被膜を作ります。
ワックスの被膜に比べると、ポリマーコーティングは効果も長く耐熱性なども強い被膜を作ります。
ポリマーコーティングには、フッ素やガラス系の一部が含まれますが、カーコーティング専門店で扱っているガラスコーティングにはガラス系も多くなっています。
両者を分ける定義がないのが現状のため、ボーダーラインがあいまいになっているからです。
樹脂系にガラス繊維が入っているものはポリマーコーティングの性質が強く、ガラスに他の繊維が入っているものはガラスコーティングの性質が強いので、高い費用をかけて依頼していただくわけですから、その特徴や性質などを理解して業務に臨むことが重要です。
ガラスのウロコ取り
ウロコとはガラス面に白くこびりつく水垢のことを指します。
洗車時の拭き上げが不十分だったり、雨の日に着いた水滴をそのままにしていると、油分・ばい煙・ミネラル成分などが残って水垢になります。
それをさらに放置するとウロコ汚れになります。
ウロコは油分を含んでいるため、水洗いなどでは水を弾いてしまい、簡単には落ちません。
こちらのウロコをきれいに取り払う作業を行います。
メッキモール磨き
メッキモールのモールとは、本来はモールディングという意味であり、帯状の装飾のことを言います。
これがメッキモールとなれば、メッキされた帯状の装飾です。
車の外装部にメッキモールを取り付けることによって、車をドレスアップできます。
また、擦れやすい場所の傷防止、隙間を隠すなどのことも同時に行えます。
傷を防ぎながら、同時にドレスアップもできるパーツと言えるでしょう。
車のボディを保護する保護機能、そして装飾パーツとしてデザイン性を備えたのがメッキモールです。
メッキモールは水垢やサビによって汚れが目立ってきます。
汚れを取ろうと磨いてみても、下手にすると大きな傷を付けてしまい、余計に見た目を悪くします。
これを長い時間をかけて丁寧に磨き上げていく作業を行います。
デントリペア
「デントリペア」とは正式には「ペイントレスデントリペア」といい、塗装をはがしてから修理を行うことを基本とする板金塗装と違い、「従来の塗装を生かしたままヘコミを修理する」という最新技術の修理方法です。
裏から特殊な専用工具で押し出して直す技術で、ボディの高低を観察しながら短時間で修復していきます。
塗装面クレーター処理
酸性クレーターを処理する作業です。
酸性クレーターとは塗装面が酸化劣化によって陥没してしまう症状です。
塗装面が劣化し続けるととても弱くなります。
弱った塗装に酸性雨が降り、乾く際に雨水中の酸濃度が上昇して塗装面を溶かしてしまいます。
一見は雨が乾いたシミにしか見えませんが、クレーター化してしまっているため、洗車や除去剤では落とすことが出来ません。
こちらの酸性クレーターを塗装面を研磨して落としていきます。